子どもの年代別予防歯科

年代別予防法

お子さんの歯は、日々成長し変化していきます。それぞれの時期に合わせて、ポイントをおさえた効果的な虫歯予防をしましょう。ご家庭でのケアの注意点もご紹介します。

妊娠期の虫歯予防

(1)バランスの良い食事で強い歯を

(1)バランスの良い食事で強い歯を

妊娠中の充分な栄養補給が赤ちゃんの丈夫な歯の土台になるため、バランスのとれた食生活を心がけましょう。妊娠中の理想的なカルシウム摂取量は1,000mg。肉、魚、卵、大豆製品など、良質なたんぱく質を含む食品をバランス良くとりましょう。

(2)お母さんの注意点

  • 妊娠中は、ホルモン分泌の変調によって唾液が酸性にかたむき、虫歯や歯周病などになりやすくなります。特に歯周病は早産や低体重児出産のリスクが高まりますので、妊娠安定期には歯医者さんを受診することをおすすめします。
  • 妊娠中はニオイに敏感になるので、香料の弱い歯みがき剤を使ったり、つらいときは無理をせず体調の良いときにブラッシングしたりしましょう。また、のどに近い粘膜を刺激すると吐き気がすることがあるので、ヘッドの小さな歯ブラシを使うと良いでしょう。
  • だらだらと長い時間かけて食べることはせず、規則正しい食生活を心がけましょう。

乳幼児期の虫歯予防

(1)「食育」を取り入れて正しい食習慣を

  • 間違った食生活の乱れは虫歯のリスクを高めます。この時期いちばん大切なのは、正しい食生活。「食育」を習慣化しましょう。
  • 甘い物や味が濃い物は極力あたえるのをやめましょう。虫歯だけでなく、味覚形成にも問題が生じる可能性があります。
  • おやつは「第4の食事」と考えましょう。糖分を多く含んだお菓子はできるだけさけ、おにぎりやお芋などを食べさせてあげましょう。

(2)歯みがきの習慣を身につけましょう

(2)歯みがきの習慣を身につけましょう

歯が生えてきたら歯みがきのスタートです。歯みがきのお手本として、まずは毎日お母さんがみがいてあげましょう。一緒に練習を重ねるとお子さんもだんだん上手にみがけるようになりますが、ひとりでみがけるのは8~9歳ごろです。3歳ごろまではお母さんがメインでみがいてあげましょう。

(3)定期検診でフッ素塗布を受けましょう

乳歯は8ヶ月ごろから生え始め、3歳ごろに生えそろいます。それから2~3年間がいちばん虫歯になりやすい時期なため、定期検診を受診しフッ素塗布などの予防処置を受けましょう。

学童期の虫歯予防

(1)虫歯多発の要注意期間です!

(1)虫歯多発の要注意期間です!

6~12歳ごろは、少しずつ乳歯から永久歯へ生えかわる時期。ですから、この年代も歯みがきが重要です。生えたばかりの永久歯は未成熟で酸に対する抵抗力が弱く、非常に虫歯になりやすい状態なのです。

(2)定期検診とフッ素塗布を続けましょう

虫歯予防のために、定期検診を受診して歯みがき指導、フッ素塗布などの予防処置を受けましょう。フッ素入り歯みがき剤やホームジェルを使ったセルフケアも効果的です。

(3)健全な歯と身体のために、正しい食習慣を

  • 朝ごはんをしっかりとることで、身体がしっかり目覚めます。
  • 食事のリズムをくずさず、栄養バランスの良い食事を心がけましょう。
  • おやつは、夕食に支障のない時間帯に適量をとるようにしましょう。甘すぎる物やお菓子はできるだけ控えましょう。
  • お手伝いや体験学習などに参加し、旬の物や食文化、さまざまな食品に関心を持たせましょう。

(4)お母さんの仕上げみがきはまだ大切!

歯並びの複雑なこの時期は、歯ブラシの当て方など、歯みがきにコツがいる時期です。歯医者さんでの歯みがき指導と併せて、お母さんも歯みがき指導をしてあげる必要があります。8~9歳ごろまでは仕上げみがきを続けてあげましょう。